タイトルを見てから1分間で準備し、2分間のスピーチをすることは、かなり負担が大きいので、話し始めると、同じことの繰り返しになって、言いたいことがまとめられないことがよくあります。
お勧めなのは、まず全体像を語ってしまうこと。
たとえば、I think poverty can be eliminated because of the following reasons; education, technology and the support from the United Nations. のように、ふれるべき方向性を打ち出してしまう。
で、Let me tell you about education. In poor nations, people cannot afford to send their children to schools and most people are unable to read or write. Basically, the United Nations should change this.
こうした形で、話の流れを明らかにしておきます。
テストとしてのスピーチで大切なことは、聞いている人(審査員)に全体像がわかること。
時間切れでスピーチを中断することになってしまう場合でも、方向性がはっきりして、着地ポイントが明らかであれば、その部分を質問で明らかにすればよいわけです。
それに対して、エピソードなどの途中で、どうなるのかわからない場合には、親切な審査員ならばもう少し突っ込んでくれることもありますが、そのままになってしまうことも多いようです。
質疑応答では、スピーチの本筋に関する質問が続けば、それだけ関心を持ってもらえるものだった、ということになります。
そうでなければ、準備済みのありきたりの質問に流れてしまいます。
いくら英語で話すことが得意でも、ぶっつけ本番で合格できるほど甘い試験ではありません。いくつかトピックを選んで、それについてはある程度まとまったスピーチができるように準備しておきましょう。