英検1級2次対策ノート(1)

2次試験まで1週間。
1次合格の方を受けてから、1週間で何ができるのか、困っている人もいるはず。
ここでは、そんな方たちのための速習2次対策をお話しします。

試験は、トピック5つが与えられて、1分間でその一つに決め、残り2分でスピーチをします。そのあと質疑応答が大体6分程度。

とりあえずお手元の1級対策問題集があれば、それを用意してください。
2次試験の出題内容を見ます。
ここから5つトピックを選びます。

これは見た瞬間に何か言えそう、というインスピレーションを感じたもので結構。

実際の試験でも、一つに決めたら、他のトピックには見向きもしないのが正しい対策。
自分がぶれていたのでは、合格はおぼつきません。

たとえばHonesty is the best policy, is it true?というのがタイトルとしましょう。

このタイトルを見たとたんに、そうだね、という考えと、そんなことない、という事例が頭の中をせめぎ合いますが、心を鬼にして、どちらかに決定します。

正直は「一番の方策ではない」と決めましょう。

即座に、正直ではまずくなってしまう例をいくつか考えます。
たとえば、「会社に行く気がしない日に、本当のことを言ったら首になってしまうかも。風邪で頭痛がひどいことにすれば、ことは丸く収まります」とか、
「あまり似合ってない服装の女性、でも最新のファッションですね、と褒めるのが礼儀でしょう」

とりあえず、この二つの例があれば、正直に言うことは却って相手を傷つけてしまう。むしろ、状況を考えて話をすることが、人間関係の潤滑油であるということができます。

こうして考えていくと、「潤滑油」って英語でなんて言うの?と迷ってしまいますが、Saying what others like makes them happy.といった言い方をすれば、意味は伝わります。

直訳をするのではなく、自分の言おうとしていることを、なるべく優しい英語を使ってSay what you mean.することが、スピーチの訓練になります。

あと1週間しかないのなら、メモ用紙に、話せるトピックを書いて、使えそうな例を含めて、2分間でスピーチをする練習を何回かしておきましょう。

そのスピーチの原案を机の中にしまっておいて、翌日、反対の立場で質問する練習をすると、質疑応答に役立つ訓練になります。

これを毎日繰り返すことで、話すのが苦手なあなたも、念願の合格を達成することができますよ。

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