英検1級の英作文の改訂ポイントは、
①ポイントがなくなる
②単語数がふえる(200語程度→220~240語)
です。
①ポイントがなくなる
このため、従来6つあった、考え方の指針となるキィワードがなくなります。
おそらく、要求されているのは、自分でポイントに当たる言葉を考え出し、それをうまく表現することでしょう。
Do the Japanese parents spend too much money on their children’s education?
(日本の親は、子供の教育に対してお金を使いすぎているか)
というテーマであれば、いままでなら、
cram school / tax reduction / future jobs といった語群が示されていました。
このため、塾通い、(孫の教育費の負担をすれば)税の減額、将来の職業選択への影響といった、
考え方のヒントがあったわけです。
塾通い、であれば、加熱している教育熱の論拠として、放課後、一つだけでなく、いくつもの塾に通う子供たちを考えれば、too much だなあ、と感じられるでしょう。
また、祖父母が税の軽減があるため、親の教育負担を援助してくれる、となれば、それほど使い過ぎとも言えないだろうか。
さらに、将来の職業の可能性は、有名校に通ったほうが、ひろがる、となれば、負担をする気持ちがより強くなる。
こうしたヒントがなくなってしまうので、今までに比べて、自分の考えていることを、短いキャッチフレーズでまとめていく必要が出てきます。