英検の英作文(3)

英検1級のポイントの問題の続きです。

先ほど挙げた、

Do Jaでは、panese parents spend too much money on their children’s education?

の問題をもう少し考えてみましょう。

too much というからには、何かしら欠点がなくてはなりません。

たとえば、He speaks too much. だったら、なんでもしゃべってしまう困った人物だし、She eats too much. であれば、なんでも食べまくってしまう人、です。

つまり、too がついた時点で、それは「いきすぎていること」なんですね。

では、too much money というのは、なにかまずいことが起こっているはずなんです。

生活が逆に苦しくなってしまっていること?

あるかもしれません。

塾の費用が掛かりすぎてしまうので、十分な食事がとれないとか?

お父さん、お母さんが忙しすぎて、子供とのコミュニケーションが取れない。

これはありそうです。

でも、これだけだと、その重大さがピンときません。

コミュニケーションが取れないことが、子供を追い込んで、問題行動、家出とか、自殺とか、あるいは犯罪行為に走らせてしまう。

こうなってくると、事態が深刻ですから、too much money と感じられます。

英語の作文では特に、読み手に対して、より大きな弊害、あるいは利点を訴えかけることが大切です。

テーマに対して、賛成なのか、反対なのかを論じる前に、できればこの辺まで考えておくと、作文をするときに、自分のポイントを見つけやすくなるはずです。

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