英検1級の面接対策のつづきです。
4.聞いている人にわかりやすいスピーチ!
エブリではよく、まとまった英語のスピーチを要約する勉強をします。
要領のいい人は、こんな話し方をします。
「いまから○○の話をします。○○には3つの分野があります。△△と、××と、□□です。
では、まず、△△についてです。△△は・・」
こういう話し方をしている人のスピーチは、わかりやすい。
わかりやすい、というのは、「メモが取りやすい」ということです。
全体の地図が、最初に示されるので、今がスピーチのどの部分なのか、よくわかります。
2分間スピーチなら、試験官も、頭の中で、メモを取っているので、流れがつかみやすい。
質問も楽で、
「最初に△△について伺います。あなたは、△△は・・だ、とおっしゃいましたが、そうでない場合もあるのではありませんか。たとえば・・・」
スピーカーも、全体像を考えて話していますから、聞かれているポイントがすぐわかります。
質問に対して、的確に答えることができるかどうか、が重要なのは言うまでもありません。
ディベートでは、質問がなされなかった点は、承諾されたものと考えてゲームを進めていきます。
これほど、質問は大切です。
また、質問に対する答えも、イエスかノー、あるいは「わからない」のか、明確にすることです。
時には、「その質問は、このスピーチの本題とは関係ありません」という答え方も可能です。
(「でもお答えすると・・」と、自分の得意な分野に持ち込んだ剛の者もいますから、一概にはいえませんが・・)
5.試験官の役割?
①でもふれましたが、準1級までと違って、試験官が二人いらっしゃいます。
この役割はどうなっているのでしょうか。
正確にはもちろんわかりません。
内容について、主に質問されるのがおひとり、もうおひとりはメモを取っていることが多いようです。
あまり質問をされない方が、発音や文法をチェックしているのではないでしょうか?
内容に集中すると、細かな発音や文法ミスはあまり気にならなくなってしまうことがあります。
他の級は、スピーチほど、即興的なものではなく、発音、文法、内容を確認することは、それほどむずかしくありません。
これに対して、1級では、どのトピックを選ぶか、によって、質問も大きく変わってきます。
そういう点で、1級は難しいですが、即興スピーチの力を磨くには最高の試験でもあります。
試験を受けられた方が、口をそろえて、やりがいのある、受けてよかった試験だとおっしゃいます。
こんな試験は珍しいと思います。
みなさんも、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
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