英検1級の英作文

英検1級のための英作文クラスを持っていますが、このクラスに関しては次のような進め方をしています。

刑務所は犯罪者にとって、効果的な刑罰化という話題があります。

この問題についてディスカッションをします。
大切なことは、参加している人たちにそれぞれ役割を割り振ることです。
ある参加者には賛成に立っていただき、別の方には反対側についていただく。
自分自身の考えではなく、与えられた立場に立って考えていただく。

刑務所について、良い、とする考えに立てば、
・犯罪者が世の中にすぐに出てきて再犯することを避けることができる。
・長期間、自由を拘束される罰則によって、犯罪抑止効果が期待できる。
・命を奪う罰則とは違い、万一冤罪などがあっても、保証の可能性が残される。
・犯罪者にとって、自分の行動を反省し、更生する機会が与えられる。

良くない、という考えに立てば、
・長期にわたって犯罪者を養うために費用が膨大である。
・犯罪者同士の接触が増え、似た者同士が出会い、再犯の可能性が高まる。
・厳しい環境は人工的なため、出所後気が緩み、再犯可能性が高まる。
・長い間の刑務所生活で現在の生活に適応できず、犯罪に走ってしまう。

こうした内容を考えたうえで、ディベートのように、それぞれの問題点について話し合うと、実際に作文するときの考え方に結びつきやすいようです。

英語で話し合うことは、同時に2次対策にもなります。

できるだけ、自分の考えとは違った立場で、冷静に自分を見つめながらはなしをしていくことで、客観的な英語の話し方も身についてきます。

こうした時間を過ごした後に、英語で文を書いてみると、意外にすらすら書けることが良くあります。

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