5.They sayのtheyって誰?
英文を書く場合に、次のような表現をするひとがおおくいらっしゃいます。
They say that handwritten resumes are important, because they can show us the genuine character of the writers.
They sayという表現は「~というひとがいる」と教わりました。
誰か、はいわないけれども、世の中にはそうした考えを持つ人がたくさんいる、という感じですね。
だから、日本語で作文するときにも、「~だといわれている」というのは、おなじみの表現の1つになりました。
ところが、英作文で使ってみると、これを読んだネイティブに聞かれるのは、”Who are they?”です。
They sayは、段落の冒頭に出てくることが多く、発言者が明確でないことが多いのです。
一般的にそう考えている人が多いよね。そんな意味ですね。
「~というひとがいる」といった時に、それ以上詳しく説明しなくてはならない、と私たち自身が考えていません。
でも、そういう「だれだかわからないひと」がなにか発言したとしても、ほとんど意味がない。
テレビの報道番組では、よく街頭インタビューを取り上げますが、そこで出た意見には意味がないし、変わった意見が出ても、番組ではとりあげない。
書いても書かなくてもよい意見なので、言い訳と同じようなもので、書かずにすますべきだといえます。
日本語だと当たり前に書いていくのに、書くのが当然と思われているのに、英語では全くかかれない、ということがかなり多い事に気が付きます。