英語の授業はすべて英語で、は可能か2
どんなものでもそうですが、物事を学ぶには、まず基本から学ばなくてはなりません。
よくいわれるのは、中国の人はすぐに英語を話せるようになる。とかヨーロッパ圏の人たちは、英語を流ちょうに話している、ということ。
よく考えてみてください。
高校生の時に勉強した漢文。
あれって中国語ですね。
よく見るとわかりますが、基本的な文法は、SV,SVC,SVO・・でしたよね?
ヨーロッパ言語でも同じです。
わたしは大学時代、第2外国語はドイツ語でしが、独英辞典を手に入れて、ドイツ語の原文を、英語に訳していったら、簡単に理解できました。
ヨーロッパ言語も、中国語も、基本は英文法と同じタイプの文法なんです。
ということは、単語さえ入れ替えれば、ほとんどそのままの考え方で、通用する。
この点が、日本語→英語、あるいは、英語→日本語とは大きく違います。
英作文が大変なのは、書かれている日本語をそのまま訳しても、意味が通じないから。
たとえば、「明日は学校だ」という例文。
Tomorrow is school. では、何のことかわかりません。
I have to go to school tomorrow. と言わないと、わかってもらえません。
つまり、英語系言語と、日本語とでは、根本的によって立つ物事の考え方が違うのです。
英作文をたくさんやってみると、そうした考え方の調整をしないと、なかなか英文が書けないことに気づきます。
ここのところが、重要だと思います。