英作文をやりましょう!

わたしは、高校生のころに、当時NHKのラジオで、「英語会話」を放送していらした松本亨先生にあこがれて、何冊か出版されていた表現集を買って読んだり、東京で行われた先生の講演会などに参加していました。幸い、夏休みに、直接、松本先生から指導を受けることができる、という講座があったため、なんとか父親に頼んで、参加させてもらいました。この時、先生が担当されていたのが、「英作文」の講義で、参加していた生徒は5…

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基礎英作文問題精講(花本金吾・著)について

花本金吾先生の著作には、とても味があります。花本先生は、通訳ガイドの参考書、英作文をはじめとする受験参考書など数多く執筆されています。しかも、その一冊一冊が、非常に味わいのある作品になっています。わたし自身も、通訳ガイドの参考書をたまたま古本屋さんで手に取り、はしがきに書かれていた先生ご自身の苦労話に感銘を受けて、そのほんをかったきおくがあります。花本先生の著書が、味わい深いのは、先生ご自身の自学…

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100分で名著;ドリトル先生航海記

結構、熱心に視聴している番組に、NHKのEテレの「100分で名著」というものがあります。これは、先日も、「源氏物語」のウェイリー訳の英語版を、さらに日本語に訳す、という結果、生まれた、独特の、詳しい説明の入った「源氏」を放送してくれました。とても興味深いもので、実際に読んでみたいと思いました。そして、今月は、私にとっても愛読書の、「ドリトル先生航海記」が、名著に選ばれました。これは、たいへん思い出…

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ドリトル先生の旅行記

ドリトル先生物語の第2巻は、「ドリトル先生の旅行記」です。The Voyages of Doctor Dolittle というのが原題です。この物語を初めて手に取った方は少し驚くかもしれません。というのは、1巻では、ドリトル先生と、動物語との出会い、そして、それにともなう、アフリカ旅行、という流れでした。ところが、2巻の「旅行記」では、先生の助手になる、トーマス・スタビンズくんが登場します。実は、…

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英語の新しい学び方(つづき)

少し間を置いてしまいましたが、英英辞典についてのお話です。私たちは、例えば、「おもしろい」というと、interesting を使って書くことが多いですよね。実際、interesting を、手元にある英英辞典で引いてみます。interesting = engaging the attention or curiosity というのがでてきました。これを、たとえば、「今日の番組はおもしろい」という内…

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英語の新しい学び方

以前、講談社現代新書に、松本亨先生の「新しい英語の学び方」という本がありました。大変残念なことに、今では絶版になってしまいました。古本屋さんで探しても、見つかることはなくなってしまっています。実は、この本が、松本先生が、ラジオ英会話でなされていた、英語の勉強法を紹介してくださっている、かけがえのない本なのです。目次には、「英英辞典を使う」という項目はないのですが、実は、この本全体を通して、松本先生…

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英英辞典への招待

初めて英英辞典を使った時に、引いた単語はability でした。そして、その時に、定義として書かれていたのは、ability to do things でした。高校2年生の時に、英語については、得意とはとても言えなかった私ですが、毎朝、欠かさず聞いていた、松本亨(まつもと・とおる)先生のラジオ英語会話の放送で、それまで、耳にしたことのなかった、日本人とはとても思えないような素晴らしい音の英語を聞き…

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英語会話イディオム集 増補版

今、私の手元にある、ぼろぼろの本は、高校のころから愛読してきた、松本亨(まつもと・とおる)先生の「英語会話イディオム集 増補版」といって、松本先生が、NHKで25年にもわたり、英語会話の放送をつづけてこられて、まとめられた英語のイディオム集です。わたし自身が、高校生になって、松本先生のファンになり、テキストを愛読し、かつ、放送を毎日聞いていたころに、本屋さんでたまたま見かけて、購入した、懐かしの一…

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ドリトル先生物語 (清成孝先生)

清成先生が、どのようにドリトル先生物語に親しむようになられたかについては、英光社の「ドリトル先生物語」の英語版のまえがきに書かれています。抜粋します。私が、この本を初めて手にしたのは、この本がPenguin 社のPuffin Books の一冊として、出版された、1967年のことであったが、一読して、私はすっかりDr. Dolittleの魅力に取りつかれた。長年、口腔で英語を教えてきた私には、高校…

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ドリトル先生、アフリカへ行く

ドリトル先生物語の第1作にあたるのが、この「ドリトル先生、アフリカへ行く」です。作者のヒュー・ロフティングが、始めて書いたドリトル先生のお話です。ヒュー・ロフティングは、このシリーズを、生きている間は、ずっと挿絵も書いていました。ですから、第1作目のこの作品でも、一生懸命、挿絵を書いていますが、初めてのせいもあり、まだまだ、何となく、洗練されておらず、2作目以降の挿絵に比べると、かなり「もっさり」…

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