「英語で考える本」

現在、英友社という出版社が「英語で考える本」を出し続けてくれているのか、残念ながらわかりません。この本は、1968年2月に初版が出されて以来、松本亨先生の代表作として、長らく書店に置かれていました。ただ、残念ながら、松本先生ご自身が1979年6月に亡くなられてしまい、その後も、1990年ごろまでは、まだ書店に並んでいたのですが、現在では、見ることもなくなってしまいました。この本は、私も長らく私淑し…

続きを読む

Shrink

最近、「シュリンク」というコミックをよく読みます。これは、精神科のお医者さんのお話です。今回、読んでいるのは、7巻で、「産後うつ」の物語で、はじめての子供を授かった、若い奥さんが、母親の教えや、昔から言われている「育児法」などで、「あれもやらなくては、これもやらなくては」という状態になってしまいます。もうパンクしそうになってしまって、たまたま縁のあった、精神科の先生にかかる、というお話です。この精…

続きを読む

準1級予想問題ドリル

昨年から、英検の準1級に、あたらしい傾向が導入されました。3段落程度の英文を読み、重要な部分をまとめるというサマリーという方法です。私たちは、余りこうした練習をしたことがなく、実際にやってみるととても難しく感じることが多いです。実際には、慣れてくるとそんなに大変でもないのですが、実際に、なかなか繰り返して勉強することができないので、難しく感じることが多いのでしょう。お薦めする方法としては、ご自分の…

続きを読む

高級レストランの苦難

本日、名古屋英語クラブで扱った、「高級レストランの苦難」という記事は、なかなか面白いものでした。アメリカの家族が着席して食べられるレストラン、というのがいうなれば、日本でもいう「高級レストラン」にあたります。実は、ここ数年、こうしたレストランが相次いて閉店、破産宣告をしました。これは、アメリカだけのことではなく、日本でも、同じようなチェーンのレストランが、東京をはじめとする都会に存在しています。こ…

続きを読む

名古屋英語クラブについて

地下鉄、「新栄町」第1番出口から出て、北に3分ほど歩くと、1回にお寿司屋さんのあるビルがあります。このビルの6階、605号室に私の主催するエブリ・イングリッシュ・サービスがあります。もともと、エブリ・イングリッシュ・サービスは、名古屋の市政資料館をお借りして、毎週、1回のペースで、レッスンをしていたものでした。基本的には、大体英検の準1級あたりを標的にして、勉強をして行こう、という方を中心に、毎回…

続きを読む

英語演説の準備

松本亨先生は、英語の演説の達人と言ってよいと思います。それは、もちろん長らくアメリカで過ごされたことも理由の一つと言ってもよいと思いますが、それよりも、先生は、キリスト教の神父としての仕事を行っていらっしゃったということが大きいのだろうと思います。というのは、神父、という仕事は、さまざまな場所で、いろんな人たちにお話をする職業でもあり、また、時として、相手を説得する仕事でもあるからです。ですから、…

続きを読む

松本亨先生との出会い

今までに何回か書いているので、すでにお読みになられた方もいらっしゃるかもしれません。私は中学に入学した時、英語はなんとかできるようにしたいと考えていました。そこで、実際に授業が始まる前に、NHKのラジオテキストを買いました。初心者用の「基礎英語」というテキストです。これは、まさに中学1年生用のテキストで、毎日、発音練習に明け暮れました。とにかく、動物や果物、毎日の生活に出て来る物の名前を発音する、…

続きを読む

英作文の傾向と対策

みなさんは、原仙作(はら・せんさく)という方の名前をご存じだろうか。もし、あなたが、旺文社の出版している、英語関係の標準問題精講というシリーズに目を通されたことがあるのなら、あるいは原先生の名前をご覧になったことがあるだろう。といっても、現在、書店で手に入る「英語長文問題精講」や、「和英標準問題精講」などで、実際に原先生がお書きになられたものはない。じつは、原仙作先生は、最初に旺文社が「標準問題精…

続きを読む

英作文をお薦めする理由

過去においても、現在でも、私が一番生徒さんにお勧めするのは、英作文です。今までにも触れてきたように、英作文にはメリットがいっぱいあります。たとえば、参考書が安いこと、軽いこと、持ち歩きが便利なこと。ノートなどに書いて勉強すれば、わずかな時間でも充実した内容が勉強できること。暗記すれば、単語や、文型の勉強に比べて、効率が良いこと。数え上げればきりがないほどです。その中でも最大のメリット。それは・・英…

続きを読む

英英辞典への招待

私たちの時代とは違って、現在では、電子辞書が普及しています。そのため、英英辞典も、そう珍しいものではなくて、ちょっと高いものを買えば、簡単に手に入ります。いま、私の机の上に、くたっとなってしまい、背表紙も取れかかった英英辞典があります。これは、Oxford Advanced Learners’ Dictionary という、私たちのころには、2冊あった、割とポピュラーな辞典です。開拓社…

続きを読む