英検準1級の長文(1)

英検準1級以上の問題の英文には、明らかな特徴があります。それは、おそらく読者にとって、新しい情報であること。品詞と構文の関係が、きっちりととらえることができないと、誤解してしまうものであること。そして、読みながら、頭の中で英文を具体的にとらえることができなければならないこと。第一については、大学受験でも、一部の学校が出題するような、専門性の高い文章、たとえば、医学部で、患者の病状などや、治療法、あ…

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英検準1級合格への道(5)

長文のイメージ化に入る前にもう一つ触れておきたいことがあります。準1級にも英作文はあるのですが、現在のところ、すごく断片的な感じがします。たとえば、「日本のことについてのテレビ番組を見た」のだが、「多くの人がリタイアしたら田舎に住みたいと言っている、なぜか」とか、「否かと町とではどちらが子育てに向いているか」などで、あまり系統だった文章を書く必要がない。面接試験でも、同じことが言えます。四つのシー…

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英検準1級合格への道(3)

このシリーズの(1)で、小学6年生の生徒さんが1次合格された、というお話をしました。この生徒さんは、毎回、中経出版というところが出している、「CD付ディズニーの英語コレクション」というシリーズの第1巻、「くまのプーさんを英語で読む」という教材を使っていました。通常、このシリーズでは、アニメーション映画一本分のストーリィがナレーションを中心とした形でまとめられているようですが、「プーさん」だけは、6…

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英検準1級合格への道(2)

具体的に、英語の「流れ」を読み取っていくためには、どうすればよいのか、というお話の続きです。2014年度第2回のEndangered Barns という文章があります。これは、アメリカの田舎の風景には欠かせなかった木造の納屋が消えていく、という、むかしのアメリカ映画の田園風景になじんできた人には、さみしい実態について説明したものです。お話を分かりやすくするために、まず、選択肢に目を通すことにします…

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英検準1級合格への道(1)

エブリの英検準1級講座に通っていただいていた、小学6年生、高校3年生の方たちが無事、1次合格を達成しました。英検準1級の場合、最大のポイントは、長文読解力につきます。もちろん、準1級に見合った単語力、リスニング力、作文力も必要なのですが、長文読解能力は、普通の形の練習とは少し異なるアプローチをする必要があります。それは、文章の流れをつかむ、という作業です。たとえば、リスニングでもいえることですが、…

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