音読の限界?③

音読の限界?③レッスン4の最後が、鎌倉と奈良の大仏比べ。ここで、燃え尽きてしまう人が、結構出ます。こちらも、ここまでかな、と思って、教材を変えたこともあります。すると、新しい教材で、始めのうちは続くのですが、やはりトラック10くらいで止まってしまう。まあ、暗誦した部分は覚えているので、無駄ではないですが、ここでまた教材を変えては、もったいない。出版社の思うつぼ・・とはいいませんが、ちょっともったい…

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英英辞典への招待⑦

英英辞典への招待⑤、⑥でもみてきましたが、英英辞典の有効性は、「類似している語の意味の違い」を明確に説明していることです。新しい単語を調べてみるのも面白いのですが、それよりも「意味が分かっているつもり」になっている言葉を、別の似ている(ようにはあまり感じない〉語とくらべてみると、案外楽しいものです。先ほど見てきた、ability と skill では、「能力」と「技術」なので、全く違う言葉のようで…

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音読の限界?②

音読の限界?②エブリに来ていらっしゃる方ならおなじみの、講談社「英会話・ぜったい・音読」の標準編。中学校3年生の教科書に載っているレッスンを、暗誦用に集めたテキストです。最初のレッスンはThe Internet 。これは、皆さん、すいすい進みます。レッスン2は、コンピュータの発達。パスカルが出てきたり、嶋正利氏が登場したり、なじみのある方には、おもしろいレッスン。これまた、割とすいすい進みます。こ…

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英英辞典への招待⑥

英英辞典への招待「能力」という言葉も引いてみましょう。the ability = the power to do things. 「力」ということばは、物事を成し遂げる力なんですね。the skill = practical knowledge and power; the ability to do something well.「技術」と訳されることの多い skill は、「実用的な知識」であ…

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英語がうまくなる秘訣③

英語がうまくなる秘訣③何でも受け入れる感性を持ちたいものです。さて、今日は、松本亨先生の著作をご紹介します。「これをやさしい英語で何というか」という本です。この本のまえがきに、「以前、『これを英語で何というか』という本を出したことがあります。今回は、レベルを上げて、やさしい英語で何というか、を考えていきたいと思います」ということがかかれていました。今になると、このことばの意味がよくわかります。英検…

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音読の限界?①

音読の限界?①このブログでは、よく取り上げていますが、エブリでは、毎回のレッスンで、音読をしています。この教材はいろいろです。中学、高校1,2年生であれば、「英会話・ぜったい・音読」という講談社の教材を使っています。また、参加されていらっしゃる方の好みやレベルに合わせて、「クマのプーさん」とか「星の王子さま」といったものを使っているクラスもあります。この音読のレッスンで、みなさんが誰しもぶつかる壁…

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英英辞典への招待⑤

英英辞典への招待⑤英英辞典の良いところは、「訳語」ではなく、「意味」が解ることです。「訳語」は、状況によって変化します。ある言葉の使われる状況は、その文章の流れによって変化します。この状況、ということばも、英語で言えば、condition とか situation が考えられます。situation を手元の英英辞典で引くと、a position or condition at the momen…

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英語がうまくなる秘訣②

英語がうまくなる秘訣②前回は、家族の方たちが迎えに来ても、なかなか避難しようとしない、ご老人の方のお話をしました。わたしたちも、こうした方たちと同じバイアスを抱えているように思います。新しいことを受け入れない。新しい事に手を出さない。今までに起こったことが、今度も起こると信じている。今までよりひどい事にはならない。わたしたちのレッスンでは、音読をしていただきます。音読することで、リスニングや、スピ…

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動詞を英英辞典で引いてみる②

動詞を英英辞典で引いてみる②次に expect を引いてみたいと思います。実は、中学で初めて習った時から、「期待する」と覚えていたのですね。ところが、ここ10年くらい、辞典を引くと「予想する」となってきている。本当はこちらが正しいと思います。それは、お読みいただければ分かってもらえるでしょう。expect = to think or believe that something will happ…

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英英辞典への招待④

英英辞典への招待④その後、丸善とかによく出かけるようになり、やさしめの英英辞典に遭遇するようになりました。ロングマンの辞典が登場するのもこのころです。大きさは、現在のジーニアス英和辞典の一回り大きなもので、持ち歩くにはなかなか大変でした。でも使いやすさは抜群でした。収録されている単語は、すべて収録されている単語で説明してあることが特徴でした。当たり前のように聞こえますが、これはすごいことで、辞典で…

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