英語が話せないのはなぜ?④

英語が話せないのはなぜ?④中学校に上がる前、屋根裏部屋を探検していたら、おもしろそうなものが見つかりました。リンガフォンという、英語教材です。レコードが25枚入っていて、あとテキストと練習問題集、説明書がついていました。これは、父が英会話を学ぼうとした時期があって、その練習用に購入したものらしい。レコードプレーヤーも一緒にあったので、コンセントをつないで聞いてみました。ものすごくクリアーなネィティ…

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単語が分かれば英語は読めるか?①

単語が分かれば英語は読めるか?①英検1級、準1級という試験を受験されたい方の指導をさせていただいています。いままで、まじめに英語の勉強をされていらっしゃった方たちが、頭を抱えてしまうのが、実はこの二つの級の受験です。なぜか。簡単に言うと、それまでの「常識」が通じなくなってしまうからです。それまでの「常識」?それは、「単語が分かれば、英語はわかる」です。わたしたちは、これまで、膨大な量の英単語を覚え…

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英検1級・植物の隠された生活③

英検1級・植物の隠された生活③菌根と植物の関係を描いた長文のお話です。ある実験で、示されている事実とは?「菌根ネットワークは、害虫の攻撃よりも、病気のウイルスなどに対して攻撃的である」「病気の予防は、植物が菌根ネットワークとつながっていないほうが有利」「菌根ネットワークは、トマトの木を病気から防ぐ能力があるが、他の種から害虫を引き寄せる」「一つの植物を犠牲にして、ネットワークのほかの植物を病気から…

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英語が話せないのはなぜ?③

英語が話せないのはなぜ?③松本亨先生がよくおっしゃっていたのは、英英辞典を引きなさい、ということでした。初めてお会いした時に、どういう風にしたら、英英辞典を引く習慣が身につくのか、尋ねました。「持っているほかの英語の辞典は捨ててしまいなさい」これは大変です!今でこそ、大きな本屋さんに出かければ、洋書のコーナーにやさしい英英辞典が並んでいます。当時は、英英辞典と言えば、オックスフォードのPOD(ポケ…

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英検1級・植物の隠された生活②

英検1級・植物の隠された生活②Mycorrhizae (しいて言えば、マイカライザ、というのが、読み方ですかね)が菌根にあたることばです。さてこの菌根、興味深い性質を持っているのです。まずは、右ページの問題です。「Suzanne Simard (スザンナ・シマード)さんの「カバの木」「モミの木」に関する実験の表しているものは何か」選択肢は「カバノキは年間を通じて菌根に(モミの木より)依存している」…

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英語が話せないのはなぜ?②

英語が話せないのはなぜ?②英語を話すためには、ある程度、自分の口から自然に出てくる手持ちの表現を持っていないといけません。「高台家の人々」という漫画がありますが、この中に登場する光正さんは、だれもがあこがれる、ハンサムで家柄もよく、かつ学力もあり、ビジネス力もあるスーパージェントルマン。この光正さんにあこがれる主人公が、光正さんのアメリカ出張の場面を妄想したりするのです。そこでの会話が、「ハロー。…

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英検1級・植物の隠された生活①

英検1級・植物の隠された生活①2017年度第3回、つまり今年の1月に実施された英検1級の問題には、このような長文が出題されていました。みなさんは菌根をごぞんじですか?土に生えている植物の根元を掘ってみると、その植物の根っこに絡みつくようにして、糸というか、繊維のようなものができています。これが、菌根です。実はこの菌根と、植物の関係は、密接で、非常に興味深いものがあります。最初の質問は次のようなもの…

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