英作文への挑戦①

ここ数年、大きな書店に出かけて、英語のコーナーや、受験英語のコーナーをのぞいてみると、気が付くことは、英作文を主題にした参考書がとても増えていることです。 わたしたちが、受験生だった頃、そして私が教員としてのキャリアをスタートさせたころには、英作文の参考書はとても少なかったし、大部分が、和文英訳で、きっちりと文法にのっとって与えられた日本語を英語に直す、というものでした。 それも、たとえば、so …

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松本亨英作全集がなぜ素晴らしいか③

前回に引き続いて、登校途中に子犬を見つけてしまった少女のお話の後半を見ていくことにしましょう。「考えると、私が拾わなければ、この子犬は誰かにいじめられるだろうと思いました」生徒さんの訳。To my thinking, if I do not pick it up, perhaps this puppy will be tormented by someone.松本先生の添削説明。この文の時制は明ら…

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松本亨英作全集がなぜ素晴らしいか②

前回は英作全集の1巻から3問を引用してみました。今回は、2巻から興味深い題材をピックアップすることにします。「平和とは有り難いものです。どんなことがあっても平和は守らねばなりません」生徒さんの訳文。Peace is obliged thing.  We must protect it whatever happens.(田口のコメント)おそらく、私たちは、上の和文を見せられたら、多くの人が上記のよ…

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松本亨英作全集がなぜすばらしいか①

この欄で、何回か、松本亨先生の英作全集についておはなししています。何が素晴らしいのか、を、具体的な例を挙げてご紹介したいと思います。エブリでは、松本先生の著書をはじめ、わたしどもが素晴らしいと考える本をテキストとして使用しています。参考にしていただければ幸いです。まずはこの例はいかがでしょうか。「私の家族は、父母と兄一人、姉一人、それに妹一人の計六人です」そして松本先生の生徒さんが書いた英文例。M…

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英作文が悩みの方へ

英作文が苦手な方へお話ししたいことがあります。まず、英語で具体的に何が苦手なのか考えてください。文法?長文?リスニング?それとも英作文?文法が苦手な方は、まず、現在の自分の学年の1年下、または2年下のやさしい問題集を本屋さんで探してみてください。たぶん、高校生なら受験研究社とか日栄社といった会社の薄い問題集があれば、それを読んでみてください。もし難しいな、と思ったら、さらにワンランク下げてみてはい…

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英作文とどう取り組むか①

わたしは、英語で作文することが気に入っています。学生のころ、ラジオで聞いていた、松本亨先生の「英語会話」という番組がお気に入りでした。残念なことに、松本先生のラジオ番組は、私が中学を終える年に、週1回だけになってしまったので、先生のお話は、英語でしか、聞けなくなってしまいました。でも、先生は、当時、書店の本棚にずらりと並ぶほど、英語に関する著作があったので、1冊ずつ、手に入れて、すこしずつ読んでい…

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大学入学共通テストについて②

先日、投稿した大学入学共通テストについて、もう少し付け加えます。今回は、リーディングについて、で、長所について述べたいと思います。リスニングとは違い、リーディングは、一般に「難易度は上がったが、受験生の点数は変わっていない」というコメントが、新聞でも見られました。実は、今回の試験では、今までと違って、たとえば、熟語や、単語、文法を問う形での出題が減り、というかほとんどなくなり、その代わりに長文が増…

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大学入学共通テストについて①

エブリにも、何人かの受験生の方たちが参加してくださっています。こうした方たちのために、スタッフは、大学入試問題を解いては、その長所や、欠点を研究することに余念がありません。今回、従来のセンター試験から改まった、共通テストについて、少しお話しさせていただこうと思います。今回の共通テストの英語は、二つのテストがあります。ひとつはリスニング、もう一つがリーディングです。今日は、リスニングについてのお話を…

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英検1級2次対策②

前回は、スピーチの冒頭に、上手に内容をまとめてしまうことについてお話ししました。また具体例として、「英語に代わって、中国語を必須言語に採択すべし」というトピックについて、どのように語ればよいのか、というアウトラインをお話ししておきました。実際にアウトラインをご覧いただくとわかりやすいのですが、「こんなにかんたんでいいの?」と思われる方も多かったようです。(アウトラインは、この記事の前の投稿に載せて…

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英検1級2次対策①

多くの方にとっては、来週、28日に迫った英検1級2次対策のお話をさせていただきます。英検1級の2次試験には、大きな特徴があります。スピーチである、ということです。そんなことは当たり前だ、という方も多いでしょうが、ちょっとお待ちください。スピーチだ、ということは、予定した通りには進まない、ということです。たとえば、よく既出問題のテキストに見られるケースですが、2分間で話せる内容を用意したテキスト。こ…

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