今日から1級(長文編)③2018年度の第1回の問題から、1級の長文にチャレンジしています。大問3のひとつめ、A Matter of Taste の3段落です。いままで、フランスの社会学者のピエール・バルデューの論理を追いかけてきました。基本的には、「上流階級の人は、その階級にあう趣味を持つ。そして、その好みによって、各階級は区別される」というものでした。バルデューは、20世紀でもっとも引用され、影…
今日から1級長文の続きです。さて、前回バルデューは、階級と好みとは一致する、といっていました。それでは、下層階級、労働者階級の意識から見てみましょう。While members of the working class tended to give pragmatic explanations for their taste–citing, for example, utility o…