テーマ英作文の書き方のコツ12

11.ぱっと読んでわからなければ悪文英検1級の問題を眺めていると、本当に難しい文章が多くて、読んでいても大変です。でも、この文章は、決して悪い文章というわけではなくて、むずかしい、ということなのです。ところが、私たちが書く英文では、「ぱっと読んでわからなければ悪文である」と断定してしまってよいでしょう。「ぱっと読んだ」時に分からないのには理由があります。第一に、主語、動詞がすっきりしていないこと。…

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テーマ英作文の書き方のコツ11

10.話すように書け、は無理  私が、学生だった頃、国語の授業で、作文を書かなくてはならないことが何回もありました。  修学旅行について感想を述べよ、といわれても、「楽しかった」以外には書くこともありません。  先生は、「話すようにかけ」といいましたが、それに従うと、「だらだらした文を書くな」と言われてしまいます。  教員になってから、授業の進め方を検討するために、シナリオのように授業で話すことを…

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テーマ英作文の書き方のコツ10

9.短く言い切る勇気  英検の英作文に限ったことではありません。  文章を書く際につい、実生活における、コミュニケーションと同じように、自分とは違った意見を持つ人たちの気持ちを考えてしまうことがあります。  そういった気遣いは、日常生活においては欠かせません。  でも、英作文の場合は、主張を明確にするためには、割り切った書き方をすることが大切です。  作文を書き始める場合に、自分はこの問題の専門家…

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テーマ英作文の書き方のコツ6

6.接続詞がなくても通じますか  ある実験をします。  生徒さんの書いてきた英作文から接続詞を消してみます。  I would like to go abroad because I like English.  これをI would like to go abroad. I like English.   すると、どうでしょう。  いままで、なんとなく、ごく当たり前だと感じていた文章が、妙につな…

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テーマ英作文の書き方のコツ5

5.They sayのtheyって誰?  英文を書く場合に、次のような表現をするひとがおおくいらっしゃいます。  They say that handwritten resumes are important, because they can show us the genuine character of the writers.  They sayという表現は「~というひとがいる」と教わりま…

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テーマ英作文の書き方のコツ8

8.受身多用は【作文殺し】日本語で書かれた英作文の参考書にはほとんど書かれていないのに、英語でネィティブ向けに書かれた作文の本にはかなりの確率で出てくる注意事項があります。「受身を使うな」故松本亨先生の「英作全集」にはそれぞれの作例のなかに触れられていることが何度もありました。いわく、be動詞は、英文の勢いを弱めてしまう。できるだけ、能動態で言えることは能動態で書くべき。進行形はどうなるのか、とい…

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テーマ英作文の書き方のコツ7

7.3回書き直す  英語でエッセイを書く場合には3回書き直すことにしています。  1回目は、とにかく思い付いた理由を書いて、ひと通りまとめます。  「手書きの履歴書」であれば、「手間」「お金」「時間」といった具合。  さらに詳しく考えていくと、「手書きの履歴書」では「執筆者のやる気が理解できる」といったメリットも考えられます。  「手間」をかけるからですし、「丁寧さ」もあるから。  では、それに対…

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テーマ英作文の書き方のコツ4

4.主役登場のタイミング      わたしたちは、何かについて話すときに、「多くの人たちが~に関心を持っています」とか「~はこうあるべきだ、と叫ばれてからずいぶん経ちます」などと前置きしたいとおもうことが多いようです。   これから自分が述べる問題について、素人なんだ、ということを断りたいのかもしれません。      専門家じゃないから、間違っているかもしれないけどね。とか。      この問題に…

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テーマ英作文の書き方のコツ4

4.主役登場のタイミング      わたしたちは、何かについて話すときに、「多くの人たちが~に関心を持っています」とか「~はこうあるべきだ、と叫ばれてからずいぶん経ちます」などと前置きしたいとおもうことが多いようです。   これから自分が述べる問題について、素人なんだ、ということを断りたいのかもしれません。      専門家じゃないから、間違っているかもしれないけどね。とか。      この問題に…

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テーマ英作文の書き方のコツ3

3.S+Vの関係が明確にわかるように      作文を書く際に、いくつか、羅列しなくてはならない場合があります。      趣味を述べる場合、私たちは、I have three hobbies. I like swimming, to sing, and bike ridingと書いたりしますが、統一感がありません。   並列の関係にある、水泳、歌唱、ツーリングが、動名詞と不定詞を交互に使っている…

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