英検1級への道・英英辞典

松本亨という先生は、もう亡くなってからずいぶん経っていますが、いまでも非常に役に立つ書作をたくさん残されています。今回はジャパンタイムズから出版されていた、「松本亨 ジュニア英英辞典」(Toru Matsumoto’s Junior English Dictionary)をご紹介します。私たちが、本格的に英語を学び始めたときに、先生たちは、[英英辞典を使いなさい]と何度も言われました。…

続きを読む

英検1級どう攻めるか?

現在では、電子辞書が主流になりましたが、わたしたちが学生だった頃は、もちろん紙の辞典でした。紙の辞典は、電子辞書に比べると、欠点だらけに思えます。いわく、重い。あるいは、英和は英和だけ、国語は国語だけ。用途の幅が狭い。さらに、分厚い。少なくとも、英和辞典一冊で、電子辞書3~4個分はある。カバンが辞典でいっぱいになる。いまでは、わたしも電子辞書を使うことが多い。多いのですが・・紙の辞典の良い点も、い…

続きを読む

The General Basic English Dictionary

今日、取り上げるのは、表題の通り、The General Basic English Dictionary です。Basic English というのは、リチャーズ・オグデンが提唱した、英語の膨大な単語のうち、わずか850語を、エッセンスとして抽出し、これで、日常的なコミュニケーションの全てを行おう、という画期的な試みです。これは、ある意味でとても魅力的な提案です。英単語は、どれだけ覚えても限りが…

続きを読む

こうして学ぶ音読!

音読しましょう。そういわれても、何をどうすればよいのか、という方もいらっしゃることと思います。わたしなりの、音読法をお話しさせていただきます。基本的には、ご自分の必要に合った教材が必要です。これは、以前、書かせていただいた、音読の教材選びのブログをご覧いただくとして、とりあえず、教材はある、としましょう。まず、ご自分の知らない単語、読みづらい単語をピックアップして練習しましょう。このとき、自分流に…

続きを読む

何をどう音読すればいいの?

エブリ創設以来、音読をお勧めしてきました。確かに、今、書店で、英語学習法の欄を見てみると、以前よりはるかに音読を進める書籍が増えてきました。でも、よくお尋ねを受けるのは、何を音読すればよいのか、という問題です。エブリでは、お入りいただく際に、「何のために勉強されるのか」ということを、いろんな形でお伺いします。中学、高校と英語の勉強はしてきたけれども、もうすっかり忘れてしまった。基礎からもう一度勉強…

続きを読む

紙の辞典と電子辞書

むかしは、高校で入学するときに、本屋さんが学校に来ていて、指定の辞典を販売していたものです。最近は、紙の辞典ではなく、電子辞書が主流になってきていますから、学校でも指定のメーカーの辞典を販売するようになっています。このこと自体は、一つの事態の流れなので、やむを得ない事だと思いますが、残念なのは、電子辞書に入れてもらえない辞典は、たぶん急速に姿を消してしまうだろうということです。たとえば、英英辞典で…

続きを読む

音読中心の学習(1)

以前から何度も音読の効果について書いてきました。エブリでは、毎回、レッスンの始めに、生徒さんに、決まったテキストを音読していただいています。受講されている生徒さんお一人おひとりで、テキストは違います。久しぶりに英語を勉強される方や、中学生の方、あるいは英語が苦手な方には、中学の教科書レベルの文章を音読していただきます。以前は、NHKから「英語の文型と文法」という、基本的な文法事項を網羅したすばらし…

続きを読む

音読中心の学習(2)

音読で大切なこと、それは、次の3点です。1、できるだけ、細かな部分まで注意しながら、きちんと練習すること。   個々の単語の発音や、複数、時制などをいいかげんにしないで、できるだけ丁寧に読むことが大切です。  わたしたちは、日本語に複数形がないせいか、つい、複数のsを抜かしてしまうことがよくあります。  気がついてみると、複数形でいうことを、すっかりおこたってしまっていることも。  と、同時に、あ…

続きを読む

スピーディな音読の意味(3)

少しお年を召した英語学習者の方の中には、国弘正雄先生の名前を懐かしく思い出される方もいらっしゃるでしょう。国弘先生は、以前、NHK教育テレビで、「テレビ英語会話中級」を担当されていた同時通訳者の草分けです。アポロ月面着陸の同時通訳をされて一躍時の人になられました。その後、参議院に出馬されて政治の世界に転身され、現在は悠々自適の生活をされていらっしゃるようです。この方の著作にベストセラーとなった「英…

続きを読む

スピーディな音読の意味(2)

高校2年生までの方には「英会話・ぜったい・音読 標準編」(講談社)を音読用に使っています。中学3年用のテキストをまとめたもので、基本的な文法事項はほとんど網羅されています。このテキストを完全に暗記することで、英語の点数をぐっと上げた方も多くいらっしゃいます。なにしろ、自分の知っている文章はすべて頭の中に入っているのですから、英作文などでも応用することでかなり容易になるのです。ただ、一冊の本を完全に…

続きを読む