「英語辞書の知識」佐藤弘・著

小説そのものも好きだけれど、その解説も好き!辞典もおもしろいと思いますが、その解説書ももっと好き、なのです。古本屋さんで手に入れた本ですが、出版された1977年ごろの辞典事情がわかってとてもおもしろい。特に斎藤秀三郎「熟語本位英和中辞典」に関する記述は情熱的で、実際に辞典を手に取りたくなる力があります。ここは、「英語青年」に掲載された文の引用なのですが、「Hornby によれば、真に日本人の手にな…

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具体的に語る

英語に限らず、他の方にお話をする場合には、具体的に語ることがとても大切です。ペットを飼うことの大切さを話すとします。ペットを飼えば、気持ちの上で癒しになる、命の大切さがわかる、そして、物事に対する愛情を持つことができる、と言ったとします。このとき、ご自分が飼っていた犬の話をいれていただくと、聞いている方にも想像しやすい、わかりやすい話になります。癒す、といわれても、どういう点でなのかわかりません。…

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「論理的に考える技術」

英検1級のスピーチの方法をお話しするときに、「頭の中で図面を描いて、できるだけそれを伝えるようにするとわかりやすいスピーチになる」という説明をすることがあります。これは、村山涼一さんがソフトバンクから出している「論理的に考える技術」を参考にした言い方です。この本の中で村山さんは、「図形化することで考えはこんなにまとまる」というアイディアを中心に話を進めていきます。まず、考え方のパターンを提示します…

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なつかしの「英語の文型と文法」

数年前、高校生の時にエブリに通ってくれていた方が、訪ねてきてくださいました。現在は、大学で勉強されているそうですが、英会話はなかなか得意で、エブリで覚えた英語が役に立ったとおっしゃってくれました。当時は、安田一郎先生の「英語の文型と文法」を暗誦教材として使っていました。この教材はNHKから出ていたもので、当時放送されていた「続基礎英語」をベースにしたものです。この番組では、中学校2年生向けの文法を…

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ストラディバリウスのヴァイオリン

億という金額になるヴァイオリンの名器、ストラディバリウスは、なぜこんなに素晴らしい音色なのか。今回の英検一級の問題にはそのお話が出ています。そもそもストラディバリウスのヴァイオリンというのは1600年代半ばから1700年代初頭にかけてイタリアの職人、アントニオ・ストラディバリウスが作成したものです。その素晴らしい音色は、その木材が大聖堂のもので、長年にわたりベルの音の振動に触れていたことから生まれ…

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「バスカービル家の犬」

シャーロック・ホームズものには4本の長編がありますが、おそらくその中で一番評価が高いのが「バスカービル家の犬」だと思います。冒頭に、忘れられた杖の持ち主について、ホームズがワトソンの推理を打ち消していき、最後には持ち主自身が登場する、ユーモアあふれるエピソードがおかれます。ただ、お話自体は、怪奇的要素の詰まった、サスペンスフルな物語です。湿地帯の中に立つバスカービル家。当主は、門のところで、謎の犬…

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英検2次対策(1級―その4)

タイトルを見てから1分間で準備し、2分間のスピーチをすることは、かなり負担が大きいので、話し始めると、同じことの繰り返しになって、言いたいことがまとめられないことがよくあります。お勧めなのは、まず全体像を語ってしまうこと。たとえば、I think poverty can be eliminated because of the following reasons; education, techn…

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英検2次試験対策(1級―その3)

英検1級の面接においては、次の3点が重要です。1.論理性があること。2.同じことの繰り返しにならないこと。3.沈黙にならないこと。論理性については、トピックに対して、できるだけ集中的に考えることで纏めることが可能です。たとえば、インターネットのセンサーシップの必要性、という話題の場合です。インターネットの問題点を考えます。卑猥、暴力といった画像に簡単にアクセスできる、という問題があります。スパムメ…

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英検2次対策(1級―その2)

1級の2次対策では、5つのタイトルの載ったカードを渡されて1分間でスピーチを考えて、2分間話します。これは、たいへんな作業です。そこで、できるだけ事前に模擬スピーチ集を作成しておくことをお勧めします。自分でゼロから始めるのは、大変です。「その1」でも書きましたが、受験生向けの自由英作文の参考書や、インターネットで手に入るモデル・エッセイなどを参考にして、まず、そのタイトルで自分なりの作文を作ります…

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英検2次対策(1級―その1)

1級の2次対策を受講される方の中には、英語を話すこと自体が苦手、という方が多くいらっしゃいます。こうした方にお勧めしたい方法は、英語の暗誦です。ありがたいことに、最近、大学受験生を対象に書かれた「自由英作文」の参考書が増えてきました。こうした参考書のうち、一冊を手にとって、どれでも結構です。トピックを選びましょう。1分測って、準備します。2分間スピーチをします。何しろ苦手なのですから、最初は唸った…

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