絵のレッスンを受けて感じたこと

むかし、絵のレッスンを受けていたことがあります。子供だったので、そのレッスンで、好きなマンガのキャラクターを書いていい、と言われるととてもうれしかったことを覚えています。ちょうど、レッスン用のカバンの中に入っていたあるキャラクターグッズをまねて、大きな画用紙に細かく描いたことを思い出します。普通のレッスンのときは、写生が多くて、あまり面白くなかったのですが、その時だけは楽しかったのです。ただ、実際…

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音読のための英語

よく指摘されることのひとつが英語の教材の「自然さ」です。スピードの点だけでなく、生活雑音や、自然なトークに見られるよどみ、言いなおし、間違いなどがない、ということです。だから、教材を音読しても意味がない、という結論になっているブログなども見かけます。でも、これはおかしい。たとえば落語のCDで、スタジオ録音と舞台の実況とでは明らかに音質や背景の音が違います。これは楽しみ方が違うと言ってもいいでしょう…

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速い音読が英語力を増強する

最近、TOEICについておもしろい記載がありました。人間は、音読のスピードよりも速く英語を理解することはできない。したがって、音読の速度をあげることが、英語の力を伸ばすことになる。この記事には、全部ではないけれど、おおむね同感です。一つ問題点があります。手に入る教材の多くがそれほどスピードが速くない、という事実です。実際、教材として作られたものは、おおむねゆっくり話されている印象があります。「・・…

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時制の一致

話法、というか時制の一致は、本当に難しい。最近読んだ英文で、こういうものがありました。According to one rumor, there was an article that mentioned a singer has gestured with both arms.(噂によれば、両手でジェスチャーをする歌詞についてふれられた記事がある)これは、主節であるthere was が過去形で…

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名古屋英語クラブへのご招待

「タイム」という英文週刊誌があります。この雑誌は、ある意味で、英語の勉強をしている人たちにとって一つの頂点と言っても良い刊行物です。簡単にいえば、英文がなかなか難しい。ニュース週刊誌ですから、扱っている内容自体が、すごく専門性が高いというわけではありません。ただ、英語の新聞とはすこしちがっています。書かれている文章の「気取り」というか、「難しさ」というものに、独特のスタイルがあります。もちろん、あ…

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天才はうらやましいか

本当に天才としか呼べない人たちがいます。わたしが高校で教えていたころ、Aくんがいました。かれは、英語の授業中に、物理の本を広げていました。普通だったら注意するのですが、彼の場合には特殊事情がありました。この時もそうです。訳読の作業が一段落したとき、突然、手を上げて、「先生、質問があります」といいます。それからおもむろに机の上に重ねられていた物理の本をどけ、ノートを持ち上げると、その下にあった英語の…

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消しゴム2丁拳銃?

ノートをとっていて、間違えたらどうしますか。消しゴムで消す、という方がたくさんいらっしゃると思います。ロケット学者の糸川英夫さんという方が、勉強の仕方の本を書かれています。この本に、「消しゴムは使うな!」という言葉が何度も出てきます。糸川博士によると、間違いというのは、自分の弱いところをはっきり示してくれている。これは天の声のようなもので、弱点を教えてくれているのである。それを消しゴムで消してしま…

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消しゴムを捨てて、勉強しよう!

「書を捨てて、町へ出よう」というベストセラーが昔ありました。今回は、「消しゴムを捨てて、勉強しよう」をテーマに書こうと思います。生徒さんの中には、二丁拳銃のように、片手にエンピツ、もう一方に消しゴムをもって授業に臨む方がみえます。授業が進むにつれ、右手の鉛筆でノートをとり、左の消しゴムでごしごし。なかなか器用です。ただ、残念ながら、この器用さは、学習には生きていないのです。書く。間違えたらすぐに消…

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