英検の参考書

お久しぶりです!気が付いたら、すっかり時間がたってしまいました。このところ、英検の受験を考えているみなさんの授業をさせていただくことが多いので、そのことについてきづいたことをお知らせしたいと思います。以前は、英検の参考書は、すべて旺文社の発行だった時代もあるのですが、いまでは、色んな出版社さんが参入して、にぎやかになっています。いつも、お尋ねいただくと、「過去問題集がいいですよ」、受験されるのであ…

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英語の勉強法についての引用集

英語の勉強法についての引用集「アメリカ口語教本」(入門編、初級編、中級編、上級編)W・L・クラーク 研究社出版「アメリカ口語教本」は、英語のビギナーでも話せるようになる優れた教材だ。私の周りにいる英語の達人の中にも、このシリーズで実力をつけたという人が数多くいる。桜美林大学の馬越恵美子教授もその一人だ。彼女は今も若い人の英語学習の入門書として何よりもこの本を推奨している。このシリーズの学習の根幹は…

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呪殺の島(萩原真理)新潮文庫

横溝正史や江戸川乱歩にどっぷりとつかった時代に、読書を楽しんだ人間なので、このところ、話しの筋が、あまりにもオーソドックスなタイプの[探偵小説]から逸脱してしまい。世評的にはともかく、私個人としては残念だな、と思うことが多かったのですが。久しぶりに、こうした雰囲気を楽しむ事の出来る作品が、このところいくつか出てきて、渇をいやしてくれます。 萩原真理さんという方は、まったく存じ上げなかった…

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高木彬光「能面殺人事件」

戦後の推理小説のファンの方なら、名探偵・神津恭介の名前に聞き覚えのない方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。当時の大物作家である江戸川乱歩氏の推奨を受け、ほとんど小説一本を丸ごと、雑誌として出版された、「刺青殺人事件」。これには、日本家屋での密室殺人事件という、当時としては画期的な、トリックが含まれていました。もちろん、それ以外にも、バックグラウンドを彩る、入れ墨の美学も相まって、独特の雰囲気…

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シャーロック・ホームズ「緋色の研究」について

小学生の時、書店で見かけて購入した「深夜の謎」が、実は、シャーロック・ホームズの第一作である、「緋色の研究」であったことは、以前、このブログで触れておきました。たまたま、山中峯太郎版では、1部と2部とが、順番を入れ替えて出版されていたため、ストーリィの前半が、叔父と少女の砂漠での宗教団体との遭遇になっており、後半が、ワトスンとホームズの初対面、ということになりました。大変残念なことに、この順番だっ…

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プーチン(完結)

④1 If this analysis is right, then Putin doesn’t seem like the miscalculating loser his critics make him out to be.もしこの分析が正しいとすれば、プーチンは誤算した敗北者とは見えなくなり、批判者たちはこの可能性を排除しなくてはならないだろう。④2 It also makes…

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プーチン(Let’s imagine Putin didn’t miscalculate)

New York Times の記事から、「プーチンが、計算を間違えていないと想像してみよう」①1 The conventional wisdom is that Vladimir Putin catastrophically miscalculated.普通の考え方で見れば、プーチンは壊滅的に計算を間違っている。①2 He thought Russian-speaking Ukrainians …

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早川書房「シャーロック・ホームズの冒険」(上・下)

もう一つ、シャーロック・ホームズの文庫がありました。岩波文庫からもホームズは出ていますが、これは、短編集から数本を選んだ選集なので、まあ問題にならないのですが、ミステリといえば、ビッグ・ネームの早川書房がありました。じつは、早川書房は、戦後から、ペーパー・バックの装丁で、「ハヤカワ・ミステリ・ポケット・ブックス」でおなじみのシリーズです。その後、早川ミステリ文庫が創刊され、ポケミスでしか読めなかっ…

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