早川書房「シャーロック・ホームズの冒険」(上・下) 2022年4月12日 2022年4月12日 もう一つ、シャーロック・ホームズの文庫がありました。岩波文庫からもホームズは出ていますが、これは、短編集から数本を選んだ選集なので、まあ問題にならないのですが、ミステリといえば、ビッグ・ネームの早川書房がありました。じつは、早川書房は、戦後から、ペーパー・バックの装丁で、「ハヤカワ・ミステリ・ポケット・ブックス」でおなじみのシリーズです。その後、早川ミステリ文庫が創刊され、ポケミスでしか読めなかっ… 続きを読む
4月英検新コーススタート!準1級 2022年4月12日 2022年4月12日 エブリの英検コースが開始となりました。今回は、1級、準1級、2級、準2級のラインアップとなります。今日のご紹介では、改変著しい、準1級について中心にお話しさせていただきます。まず、第一に、準1級の問題が、難しさを増した、という件です。おそらく理由の一つとしては、昨年から、英検を大学受験の一部として導入する、という話がかなり具体的にささやかれていたことがあります。実際の導入は見送られましたが、英検協… 続きを読む
緋色の研究(創元推理文庫版・深町眞理子訳) 2022年4月10日 2022年4月10日 いま、タイトルに上がっているように、私の手元にあるのは、コナン・ドイル「緋色の研究」(創元版)です。じつは、出版権の関係から、以前は、新潮文庫以外では、「シャーロック・ホームズの事件簿」を翻訳することができず、このため、完全版シャーロック・ホームズは長らく新潮文庫版以外では、実現することがありませんでした。以前、このコーナーでもお話ししましたが、私が子供のころなじんでいた「緋色の研究」の山中版、「… 続きを読む
ホームズ「深夜の謎」 2022年4月7日 2022年4月7日 私も最近まで、詳しい内容は知りませんでしたが、山中峯太郎の『ホームズ』が、書店から姿を消したのには、事情がありました。シャーロック・ホームズ・クラブというファンクラブがあります。この会長さんは、精神科医のかたで、昔からのファンのかたのようです。実は、山中峯太郎のホームズが、良きにつけ、悪しきにつけ、自由度がきわめて高いところがあります。それは、ホームズの人となりにはじまります。山中ホームズは、大食… 続きを読む
深夜の謎(シャーロック・ホームズ) 2022年4月5日 2022年4月5日 ホームズ・ファンの方たちは、「深夜の謎?そんな作品、あったっけ?」と思うかもしれません。これは、昭和30年ごろから、ポプラ社から出版されていた、山中峯太郎という人の訳された、「名探偵ホームズ全集」(全20巻)の一部です。このシリーズが本屋に並んでいるころ、私は、また小学校低学年でしたが、江戸川乱歩の少年探偵シリーズ、南洋一郎のルパン・シリーズとならんで、ホームズ・シリーズが、大変人気がありました。… 続きを読む
ミステリ・マニア(1) 2022年4月3日 2022年4月3日 先月、新たにブログを再開する、と書いておきながら、気が付いたら、すっかりひと月以上たってしまいました。今回から、ミステリ・マニアという、新しい項目で、私個人の趣味の話をブログに挙げていくことにしました。もちろん、英語は、私にとって、とても重要な友人であり、また、興味の関心の中心であることは言うまでもありません。それと同時に、ミステリ、というか、探偵小説、推理小説という分野も、欠かせない人生の友なの… 続きを読む
良心のためのメディア② 2021年11月19日 2021年11月19日 6段落。次に紹介するのは、私のお気に入りのティックトックとインスタグラムの親たち。というのも、コレラのメディアについては、私も結構な時間を費やしている。同僚のフラー・ミラーがいつも言っているのは、子供たちをSNSから遠ざけておくのは、衝突を生んでしまう。で。私は、このことを事実だと証明したい。というのは、私たちは、画像中心のSNSは、一部の十代の女性たちにとっては、大きな問題になることがあると考え… 続きを読む
親にとって時間をかけるに値するメディアたち① 2021年11月18日 2021年11月18日 お久しぶりです。エブリの田口です。久々の投稿となりました。興味を持っていただけると嬉しいです。では今回の記事です。ニューヨークタイムスのMedia for parents that is worth your time (親にとって時間をかけるに値するメディアたち)という記事です。では、見ていきましょう。冒頭の段落から。Because I could parenting for work, I t… 続きを読む
厳しくなる?共通テストの長文問題 2021年6月11日 2021年6月11日 共通テストが、今までの〔通称〕センター試験と大きく変わった、と話題になっています。受験生を抱える各高校では、各参考書や、企業からの情報に目を向けて、どういう方向に今後変化していくのか、検討しています。特に、現在は、コロナの感染もあり、学校側の取り組みは、必死です。私どもは、次のように考えています。これからの共通テストのあり方は、おそらく、英検の準1級もしくは2級のような形が踏襲されていくのではない… 続きを読む
共通テストと英検準1級 2021年6月11日 2021年6月11日 コロナで、これだけ教育界が震撼される前に、大きく取り上げられていた問題があります。それは、英検などの一般的英語資格試験を、大学共通一次問題として採用する、という問題です。これは、幸い、コロナがひどくなる前に、文部科学省から実施しないことに発表されました。ただ、共通一次問題の英語問題は、大きく変わることになりました。一つは、リスニング問題。従来に比べ、リスニング問題は、いくつかの点で、受験生にとって… 続きを読む