英語学習の英雄④

この夏は、何もかもを忘れて、英語の勉強に明け暮れた日々と言ってよかったと思います。朝も6時くらいに起きると、すでに起きて勉強している学生たちの通り道になっていたりします。最初は、朝早めにやっている、食堂のようなところに出かけて食べたりしていましたが、他の学生を見習って、食パンを買ってきて、インスタント珈琲をわかして、飲みながら予習したりしました。このやりかたで、小さな書道机のようなものに、3人くら…

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英語学習の英雄③

翌年、高校2年の夏、父に頼んで、東京の松本先生の学校のセミナーを受講させていただくことになりました。当時、地方から来た受講生は、原宿のマンションで、集団生活をすることになっていました。男女別々の部屋で、それぞれ宿泊の担当の先生が一人ずつついて、起床、朝食、登校、そして寄宿所への帰途、就寝まで、かなり自由に「英語の勉強」のできる環境でした。たまたま、豊橋の時習館からも優秀な学生が3人来ていて、かれら…

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英語学習の英雄②

高校1年の夏の日のことです。わたしは、英語が不得意だったため、千種にある、予備校に通っていました。ここでは、週6日、午前中に授業が行われ、月、木が英語の授業3コマとなっていました。たまたま、関係詞の項目でした。当時、関係詞が見事にわかりません。毎日出かけては、間違った解答を他の生徒たちの前で披露する、という生活でした。じぶんでも、余りの出来なさに嫌気がさして、通学がえりに千種の本屋をのぞいてみまし…

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英語学習の英雄①

いまの若い人たちが、こういう「英語学習の神様」を持っているのか、わからないのですが、わたしたちが勉強していた時代には、NHKのラジオ英語会話、テレビ英語会話の全盛の時代でした。当時、こうした講座の講師をなされていた方たちは、毎日のように熱狂的に耳を傾けるファンにとっては、まさに英雄でした。たとえば、ラジオ英語会話では、松本亨先生。戦後から23年にわたり、講座のメインインストラクターを務められ、30…

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黒死舘殺人事件は読めますか?

小栗虫太郎という作家の名前を聞いたことはありますか。昭和8年に突如、日本の探偵小説界に現れた、異形の天才児と言ってよいかもしれません。江戸川乱歩が、二銭銅貨というデビュー作をひっさげて登場し、日本の探偵小説界の、いわば巨木のような存在として屹立していた【新青年】という雑誌。この雑誌に、横溝正史が、100枚の中編を依頼されていたのに、肺病のため、書けなくなってしまった、その代理として、編集長が預かっ…

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電子辞書は時代遅れ?

最近の高校生と接していると、電子辞書も持っていない生徒さんが意外に多い。というより、当然のことながら多い。単語が分からないと何を引くのか、というと、インターネットで調べるらしい。発音記号とか、文法的に、その構文に使われるか、というようなことは、あまり重要ではない。むしろ、とりあえず【意味】が解ることが優先するみたい。実際、辞典が「読めない」人が多いようです。電子辞書自体、もともと紙の辞書が電子化さ…

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英語参考書のトレンド?

一時期から、英文法の参考書という分野が、大きく変わってしまったように思います。以前、桐山書店から出ていたのではないか、と思うのですが、即戦ゼミという参考書のシリーズがありました。これは、英語の試験に出された英文をリストアップして、それに解説を付けていくというものでした。それまで、こうした形のコンパクトなものがなかったせいか、高校で新しく採用される参考書が、こうしたタイプのモノ、一色になったことがあ…

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地元書店は四苦八苦③

各書店の奮闘ぶりは次の通りです。③ Take Vroman’s Bookstore, a 126-year-old institution in Pasadena, Calif.  It has more than 200 employees, 20,000 square feet of space and the rent to go along with it.  In a nor…

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エブリ・イングリッシュ・サービスの音読

よくお問い合わせを受けるのは、わたしたちが全コース必須としている、音読指導の方法についてです。ここ数年、自由英作文と音読の重要性が、一般の学習者の方たちの間にも浸透してきました。音読が大切、ということは、ご理解いただけるようになってきました。では、なぜ、どのように、音読が有効なのか、どのように実施することが大切なのか、ということは、まだまだ知られていないようです。そこで、改めてお話しする機会を設け…

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地元書店は四苦八苦②

前回に続き、ニューヨークタイムズ掲載の記事から。前回掲載の英文に続く部分は、それぞれの書店がどのように売り上げを伸ばすために苦労しているか、という具体的な戦略が明らかになっています。今回は、日本語で記事を見ていくことにします。 ②1 それでも、地方の書店は、コロナ感染のさなかでも頑張って、再投資を続けてきた。書籍を顧客に送付する、これは、各店舗にとっては、ほんのわずかな収入源にしかならな…

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