なぜ子供はあなたより簡単に言語を覚えられるのか② 2018年6月7日 2019年2月1日 なぜ子供はあなたより簡単に言語を覚えられるのか②タイムの記事のつづきです。こどもが、新しい言語を大人より上手に学ぶことができるのにはいくつか理由があります、とタイムは言います。いわく、子供の脳は、大人のものよりも可変性が高い、つまり、新しい言語を受け入れて、身に着けていく能力が高いというのです。“All learning involves the brain changing,R… 続きを読む
なぜ子供はあなたより簡単に言語を覚えられるのか① 2018年6月6日 2019年2月1日 なぜ子供はあなたより簡単に英語を覚えられるのか①タイム5月28日号の記事から。興味深いのは、この記事が載っていたのは、医学のコーナーだったことです。さて、書き出しは次の通りです。Learning a second language is tricky at any age (and it only gets tougher the longer you wait to crack open tha… 続きを読む
「グッドガールの反乱」 2016年11月10日 2019年2月1日 アメリカで、10月28日に放送をスタートしたドラマがあります。タイトルは「グッドガールの反乱」Good Girls Revolt 。どんな話かというと、ある有名な雑誌社で、実際に起こっていた、セクハラというより、女性蔑視をある女性の目で見たもの。この雑誌社は、ニューズウィーク。タイムとならぶ、天下の一流週刊誌。時は1960年代から70年代にかけて。当時、ニューズウィーク社(ドラマの中では、仮名のニ… 続きを読む
「フランケンシュタイン」は生物学理論を予想していた? 2016年11月3日 2019年2月1日 「フランケンシュタイン」は、メアリ・シェリーによって書かれた、SF、怪奇小説の走り、と言ってもよいと思います。映画化もされましたし、世界でも非常によく知られたキャラクターで、ハロウィーンのメインの1人といってもよいかもしれません。もっとも、私たちの良く知っているキャラクター「フランケンシュタイン」は、怪物ではなく、それを作った科学者のことで、原作小説には、怪物には名前は与えられておりません。さて、… 続きを読む
歎異抄の衝撃 2016年5月18日 2019年2月1日 NHKの「100分で名著」今月の名著は「歎異抄」でした。全く知らない名著で、興味を持って聞きました。おどろいたのは、タイトルの「歎異抄」というのは、親鸞の弟子、唯円というひとが、亡くなっている師、親鸞の教えと異なった教えが世に広がっていることに対して、嘆いたことからきている、ということでした。仏教は、もともと修行して、苦行して、悟りに達するものであったのですが、法然、そしてその弟子、親鸞は、これに… 続きを読む
新版 論理的思考 2013年3月4日 2019年2月1日 「新版 論理的思考―論説文の読み書きにおいて」宇佐美寛・著 (株)メチカルフレンド社論理を指導する、という職業柄、「論理的思考」といたタイトルのついた本にはできるだけ目を通し、興味深いものは購入することにしています。この本は、宇佐美さんが実際に教室で「論理的思考」を教えている内容を再現したもので、わかりやすく記述されています。とくに、論理的思考は、説明できない、繰り返し練習を積み、そのコメントを通… 続きを読む
MUSASHI 2013年2月27日 2019年2月1日 吉川英治・作の「宮本武蔵」は、日本で最も人口に膾炙した小説の一つであるといってよいでしょう。実際には、あまり歴史的記録としては残っていない新免武蔵という人物に仮託して、吉川氏が、自分の日本人としての生き方の理想を注ぎ込んだこの小説は、版を変え、またTVドラマ、映画、コミックなどの形式をとりつつ、脈々と私たちの間に根っこを広げています。最近では、「バガボンド」というコミックの形式で、多くの読者を獲得… 続きを読む
恋文の技術 2013年2月21日 2019年2月1日 このタイトルを見て、何の話だろうと思ってもらえれば、作者の勝利。森見登美彦さんの小説のタイトルですが、そう考えると、さまざまな内容が連想できますね。これが、作文や、スピーチ作りのコツだといえます。よく、タイトルで中身の分かってしまうスピーチがあります。たとえば、「本当の美しさとは」。これで美容整形の話が出てきたら、まずもって、手を加えない、美しさについて述べているのだと思っていいでしょう。スピーチ… 続きを読む
もらい泣き 2012年9月8日 2019年2月1日 冲方丁(うぶかた・とう)さんの新作です。連作するコラムで「怒り」か「泣き」をテーマに書きたい、という企画自体、非常にユニークなのですが、一つ一つのお話が、わずか数ページの中に、ギュッとエッセンスが詰め込まれている感じです。これは冲方さんがいろんな方に聞いて回ったお話を、アレンジされたものですから、全部が完全な実話というわけではないのですが・・。たとえば、こんな話があります。念願の子供が視力薄弱だっ… 続きを読む
ちきりん「自分のアタマで考えよう」 2012年8月17日 2019年2月1日 わたしたちは自分の頭で考えているつもりでいながら、実は「他人の頭で考えている」つまり他の方の考えたことを無意識に自分の考えのように思ってしまっていることがよくあるのだ、ということを教えてくれた本です。副題は「知識にだまされない思考の技術」とあり、まさにぴったりのことばだと感心しました。たとえば、プロ野球の将来。冒頭に挙げられているグラフを見ると、ファンの年齢層が上昇していることが分かります。これは… 続きを読む