占星術殺人事件(島田荘司)

江戸川乱歩賞に投じられながら、残念ながら受賞を逃した作品です。当時日本で唯一といってよい推理小説の賞として、乱歩賞は本格推理の与えられるものでした。ただ、その性格は、少しずつ変化しており、だんだんと社会派的な小説に与えられるようになりつつありました。「占星術殺人事件」は、横溝正史風の、まさに「おどろおどろしい血まみれの推理小説」でしたから、ある意味では、賞を与えられないのは当然の帰結でした。さいわ…

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謎解き名作ミステリ講座(佳多山大地・著)

わたしが、小説などの「解説好き」であることは、すでにお分かりのことと思います。ホームズについても、原典小説はもちろんですが、その周辺知識などに興味があります。そうした興味を満たしてくれる本は、世の中にいっぱいありますが、この本は、著者の佳多山大地さんが、某私立大学で実際にミステリを講じた記録ということで読みやすい作品になっています。ミステリを論じる場合に、ネタバレをどうするか、というのは永遠の課題…

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緋色の研究(ドイル)A Study in Scarlet

かの名探偵、シャーロック・ホームズが最初に登場する長編が「緋色の研究」です。医学に志していたコナン・ドイルですが、せっかく開いた診療所は閑古鳥が鳴いています。当時、暇をもてあましていた彼は、短編小説を書いては出版社に送りますが、採用されません。そこで、恩師ベル博士をモデルに創造したシャーロック・ホームズの物語を1886年に書きあげます。これもすぐに採用されたわけではなくて、1年間寝かされた揚句、戯…

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緋色の研究のあらすじ

シャーロック・ホームズのデビュー作「緋色の研究」は、医師のジョン・ワトソン博士がロンドンで住むべき場所を探すところから始まります。友人から紹介された、奇人ではあるが悪人ではないシャーロック・ホームズ氏と同居を始めるのですが、当初から驚かされることばかり。まず、その教養の偏り具合。文学、哲学、天文学、政治学についてはゼロないし極めて薄弱。植物学については毒物一般には至って詳しいが、園芸に関しては無知…

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アクセスページの住所を変更しました。

11月26日(土)から新しい場所(東区泉3丁目19番地14号 第一マンケイビル3階11号室)で業務を始めました。引っ越したばかりなので、まだ荷ほどきも終わっていない状態です。生徒さんにはご迷惑をおかけしておりますが、それでもなんとかレッスンを実施しています。ローソン東区泉三丁目店の駐車場から、北にある第一マンケイビル3階のベランダにある幕を見上げていただくと、見つけやすいと思います。もちろん、ビル…

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移転のお知らせ

本日[11月24日]、エブリ・イングリッシュ・サービスは東区泉3-19-14 第一マンケイビル311号室へ移転します。このため、午後1~5時の間で、一時的に電話が通じなくなります。アクセスのページは近日中に修正する予定です。よろしくお願いいたします。

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和文英訳「お父さん、ごめん」(4)

NHK「実践ビジネス英語」ライターズ・ワークショップ2008年6月号課題。(課題4段落)受験体験からたくさんのことを学べるのは、失敗した人間だけに与えられた特権である。一生懸命努力したが、力及ばず報われなかった。悔しい。情けない。あんなに頑張ったのに…。世の中って、思ったようには回っていかないものなんだな、と思い知らされる。それがいいのだ。確かに失敗はしたかもしれない。でも、受験の失敗から人生を学…

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和文英訳「お父さん、ごめん」(3)

NHK「実践ビジネス英語」ライターズ・ワークショップ2008年6月号課題。(課題3段落)入試に限らず、子どもがなにかに挫折したり、壁にぶつかったりしたとき、父親自身が、失敗を糧に困難を乗り越えながら、ここまでやってきた人間として、子どもの目の前に存在しているということは大切だ。入試の失敗なんて大したことじゃない、人生の予防注射みたいなものさ、と意気消沈している子供に語りかけよう。そのときのお父さん…

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和文英訳「お父さん、ごめん」(2)

NHK「実践ビジネス英語」2008年6月号ラーターズ・ワークショップから。さて、「お父さん、ごめん」の第2回です。(問題2段落)「いいんだよ、いいんだよ。」こんなときのためにお父さんがいるんだから。ドーンと頼ってくれていい。お父さんはこれでも案外キミの役に立つんだぞ、と言いたかったけど、言えなかったよ」と友人は笑う。そりゃあ、言えないだろう。だが、同じ子を持つ父親として、時に子供たちに背を向けて仕…

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