和文英訳「お父さん、ごめん」(1) 2011年11月21日 2019年1月30日 NHK「実践ビジネス英語」のライターズ・ワークショップ2008年6月号課題で書いてみたものです。出題を担当されている佐藤昭弘さんは、このコーナーは「日本語の問題文を自然ないい英語」で表現する力を磨く場である、とのべていらっしゃいます。このことも踏まえて、できるだけメッセージを「英語としてわかりやすい」文を書くようつとめたつもりです。情報の出し方では少し工夫をしてみました。コーナーでは、和文が全文掲… 続きを読む
シャーロッキアンたちよ! 2011年11月20日 2019年2月1日 シャーロッキアン、またはホームジアンと呼ばれる人たちがいます。シャーロック・ホームズ(ここではSHと表記します)の実在を疑わず、コナン・ドイルの作品を正典(カノン)とよぶ人たちです。彼らは、ドイル作品に描写されたSHにまつわるさまざまな事象を研究し、矛盾を暴き、さらにドイル(=ワトソン)の記述が事実を隠している(!)ことを推理します。有名なところでは、元タイムの記者であったベアリング・グールドです… 続きを読む
わかりやすい文を書く秘訣 2011年11月19日 2019年1月30日 英文の書き方に関する本を読んでいると、日本語の文章読本に書かれていることと同じようなことが書かれています。最近気がついたのは、「文を短く!」というアドバイス。たしかに、短い文を使うと、趣旨が明確になります。文を書くことの目的は、読んでもらうことです。読んでもらうためには、一回、目を通せば言いたいことが通じる文でなくてはなりません。読み直したときに、ごちゃごちゃしている、と感じたら、どんどん文を切っ… 続きを読む
刑事コロンボに別れのあいさつを 2011年11月18日 2019年2月1日 ハヤカワミステリマガジン2011年11月号の特集が上記のタイトルでした。コロンボといえば、NHKで放送され大人気となり、その後は民放に移籍して放映され続けた推理ミステリードラマの名作です。まず、当代の有名俳優演ずる犯人による殺人が描写されます。そしてコロンボが登場し、少しずつ、事件の真相に迫っていく。ディベートのように真実を明らかにしていく、と表現する方もいます。この演出方法は、推理小説では昔から… 続きを読む
音読は、パソコン化した脳のバランスをとる! 2011年11月17日 2019年2月1日 あなたはインターネットをどのくらい使っていますか。若い人たちと話していて、「知っている」ということの概念が変わりつつあると感じることがあります。最近の若い人たちの間では、「ネットで調べればすぐわかるはす」ということが「知っている」の中に入っているようです。先日、「物忘れが激しい」と家族に言われてやってきた20歳の患者と話していたところ、「先生、こんな話、知ってる?」と言い始めたので、耳を傾けると、… 続きを読む
音読で仕事での英語が楽に! 2011年11月15日 2019年1月20日 エブリの生徒さんで、貿易関係のお仕事をされている方がいらっしゃいます。この方は、週1回60分のレッスンを受けていただいています。内容は、英語音読と、ショートストーリィのリスニング、基礎文法、そして意見をまとめるエッセイライティング。音読の本は、平均7行程度の英文でひとつの「トラック」ができています。この方は、40近くのトラックを覚えていらっしゃいます。このコーナーで何度も書いてきましたが、エブリの… 続きを読む
解説マニア 2011年11月14日 2019年2月1日 文庫の解説を読んでいると、「まず解説を読む習慣のある人たちは、ここから先はネタバレになるから読まないように」とか「解説を読んでから、購入するかどうか決める方には、悪いことは言いません、すぐにお金を出してレジに並ぶことをお勧めします」といった表現にお目にかかります。これは、文庫の解説を読むことが趣味になっている人たちが案外多くいることを示しています。実は、わたしもそうした読み手のひとりです。シャーロ… 続きを読む
まだらの紐 2011年11月13日 2019年2月1日 シャーロック・ホームズの活躍する話の中でも、一般の人たちの間では、1,2を争う傑作として名高いのがこの「まだらの紐」。ある日の朝早く、ホームズのもとをたずねてきた若い娘。彼女は、父、姉と同じ家に住んでいるが、父親というのはかなり変わった人物で、以前は未開の国にいて、医者として活躍していた。のちに彼女たちの母と結婚、イギリスに住むようになった。ところが、母が亡くなると、獰猛な獣を飼うようになり、また… 続きを読む
英検1級2次試験を受けられる方へ 2011年11月11日 2019年1月20日 英検2次試験が近づいています。それぞれに準備されていらっしゃることと思います。今回は1級2次についてふれておきます。ご存じのとおり、1級2次試験では、入室して、少しお話をした後、5つのタイトルを書いたカードが与えられます。このタイトルを受け取ってから1分間で話すトピックを決め、2分間でスピーチをしたあと、質疑応答を受けるという流れになります。審査員はネイティブと日本人が一人ずつ、このほかにタイム・… 続きを読む
英検2次試験に挑戦される方へ 2011年11月11日 2019年1月20日 今からでも遅くありません。ぜひ、過去問に目を通してください。過去問題をご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、似たようなパターンが多く出題されます。準2級の問題に、こういうタイプの問題があります。絵に描かれている5人(ないしは6人)の人物が何をやっているか説明するもの。女の人が電話で話している。男の人がカーテンを開けている。こんな感じです。1-2年分の問題をながめてみると、同じような問題(電… 続きを読む